コンチネンタル彼岸

意識の別荘

ChatGPTちゃんと言えない。

 

・ChatGPTやGoogle Bardを頭の良さそうな人が頭の良さそうな感じに使っている。一方、私は、「なんでも高い。おいなんとかしろ頭良いんだろ」と愚痴を入力。それに対して「申し訳ありません。私には物価をコントロールするほどの影響を与える能力はありません」と謙虚に答えさせるなどしかできない。


・そもそもChatGPTを毎回正確に発言したり表記できているかすら危うい。現に今この記事のタイトルを入力する際も「ChatGTP」とタイプしてしまい修正した。あと実際に生活していて、他人が「ChatGPT」を正確に認識していないシチュエーションに何度も遭遇した。今回はそれをまとめようかと思う。

 

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①「なんだっけ、ChatPTAみたいなやつ」

・商業高校の生徒たちが自転車で目の前を通りすぎていった際、その一人が言っていたのを聞いた。ここにはChatGPTの煩わしさがうまく表現されていると思う。Chatはわかる。その後の3文字がなんだったか微妙にわからなくなるわけだ。すると、とりあえず身近で聞いたことがある3文字で適当に埋めるのが人間の小賢しさである。それはそうとPTA業務も教師業もある程度AI化して構わないと思う。頭の回転が良くて人を貶めない穏和なAIに向いている分野であると思う。


②「ChatTPPの使用条件等のマニュアル整備を……」

・オンラインミーティング中に別の営業所の所長が発言していた。聞き間違いかもしれず、はっきりしない。本当に言い間違えているとすれば、すなわち「Chat環太平洋パートナーシップ」となり、スケールが非常に大きい概念になる。ちなみに筆者はTPPのことを碌に知らない。ちなみにTTPは血栓性血小板減少性紫斑病、TTTは許容温度時間、PPPだと官民連携の意味。

 

③「ChatGPS使わないと時代に遅れてくみたいなね……」

・夕方、スーパーで買い物をしていると、事務職風の制服を着た女性二人が食パンの棚の前でそんなことを話していた。これも①と同様、後ろの3文字があやふやになったのでテキトーに埋めたパターンである。別にChatNPOだろうがChatMVPだろうが、通じていれば良いんである。が、そこに甘んじていると、ここぞということで恥をかいたりするのが社会で、著者もそういう意味で恥をかいてきたのでこの二人もしっかり恥をかいたら覚えると思う。

 

④「ちゃったー、えむえすぶいっ」

・食堂にて。坦々麺を頼んでカウンターに座っていたところ、角のテーブル席に60くらいの二人組のおっさんがおり、その片方が、「知ってるかな? ちゃったー、えむえすぶいっ、っていうの。流行ってるんだけど」と言い、もう片方のおっさんが「ぜんぜん聞いたことがない」と言い、私も心の中でぜんぜん聞いたことがないと思った。「あらそうなんだ。私やってみたのね。ただ、そのページを開くわね。んっだら、英語なのよ。全面英語でこれはわかんないと思ったな。ただ、まあ中に入りなさいみたいなのは分かったんで、孫にも聞いたら通れた。んっだら、そこからよ〜、また英語ばっかで本当に困った」


・「左も右も分かんなくて、で、全部英語だから俺も英語でやんなきゃダメかと思ってもう諦めようかと思って、孫にもう駄目だと言ったら孫が代わってすらすらなんか打ちだして、そしたらぷぷーんと、その、ちゃったー、えむえずぶいってのが少しずつ答えてくんだな。質問に」のあたりでこのおっさんが言ってるのがChatGPTなのは丸わかりである。で、話を聞いていた片方のおっさんも、「あんたが言ってんのはChatGPTのことだろう。何がえむえすぶいやらなんやらおかしなこと言ってんだか。向いてないんだよ初めから」と辛辣なことを告げて、その後、特に対話は無かった。

 

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