コンチネンタル彼岸

意識の別荘

虫捕獲したらボーナス案。

 

・春になったら虫が出るようになった。先日、自宅にデカいクモが出た。家族は悲鳴を上げるばかりで無能。私が外に出してやった。虫を外に逃す役目が毎度毎度回ってくる。さりとて、私自身、虫が好きなわけでもない。

 

・職場でも虫が出ると追い出す役目は自然と私になる。ハチやカナブン、ゴキブリ、コオロギ、セミ、クモ。年中、虫には事欠かない。私は小学生の時、るろうに剣心にハマって以降、「不殺の誓い」を自分に課しており、虫とはいえ命を粗末にせず、なるべく五体満足で逃してやっている。

 

・おそらく社会のどの領域でも、「虫の対処をするならあの人」というように、やんわりと役割が決められて、仕方なく引き受けている人もいるのだろう。私は不平等とまでは思わないが、虫が本当に苦手なのに虫の対処をせざるを得ないとかいうのは、「ムシハラ」案件である。

 

・仮にだが、対処する虫の種類によって、ポイント制で小銭でも貰えるようになれば、社会に変革が訪れるだろう。バッタ30円。クモ50円。ムカデ80円。ゴキブリ100円。セミ120円。カミキリムシ150円。オオカマキリ180円。このあたりが相場として妥当に思う。

 

・「なぜゴキブリよりオオカマキリのポイントが高いのか」と感じたあなた。もしかして、虫を他人に押し付けてきた側なのではないのか。今年は是非とも、ご自分で体感いただければいいと思う。