ある日。家に戻るとヘルシオが死んでいました。
ヘルシオが、死んじゃった!!! pic.twitter.com/QOMKS179w7
— ほし氏 (@hoshiboshi75) 2023年6月22日
どこを押しても引いても、一生懸命に呼びかけても、二度と光が灯ることはありませんでした。私たちの心は静かに深々と凍りつき、それから易々と打ち砕かれ、溶けた悲しみが体の隅々にまで染み渡りました。
「へ、ヘルシオ〜。勘弁してくれよお。なあ、俺たち、これからどうすりゃいいんだ。ええ? ヘルシオ、教えてくれ……教えてくれんのだな……もう」
私たちの脳裏に、これまでヘルシオのおかげで食べられてきた、たくさんの美味しい料理が思い浮かびました。
真鯛の洋風酒蒸し
ピーマン丸ごとグリル焼き
芸術的トマト焼き
鱒のウォーターオーブン塩焼き
約12年に渡り私たちの食生活を支えてくれたヘルシオ(2010年モデル)との思い出が溢れ、喪失感とともにこぼれ落ちていきました。
「ぶぶっ。僕たちはヘルシオがないとだめなんですよぉ……。とはいえヘルシオの最新モデルの価格って……じゅ、14万8千円!? ぶぶっ。プレステ5が3台くらい買えるじゃないかぁ。ていうかヘルシオにこだわってる場合じゃなくて単純に温めたりとかができないのが僕みたいな現代人としては無理なんだよぉ。そこは健康的で文化的な最低限の暮らしでしょうがぁ〜。ぶぶっ。あ? なんだよぉ親父……え、アイ○スオー○マのサイトで適当なオーブンレンジ買えってか? バカ言ってんじゃないよぉ。あんな情弱御用達型落ち地獄サイトなんかで誰が買うってんだ。すっこんでろよ親父。酸素欠乏症のくせに。ま、いいや、とりあえず週末にヤマダ電機行ってくるわ。現物みた方が色々わかるでしょう。ぶぶっ。ちなみにこれは屁の音です」
で、電気屋の店員さんに勧められて購入したのが日立の「ヘルシーシェフ」。まだ冷凍チャーハンを温めただけなんで、こいつのポテンシャルがよくわかりません。果たして立派にヘルシオの代わりになってくれるのだろうか。何気にこのヘルシーシェフの凄いところは最高温度300℃で調理できること。分厚い肉とか焼きたいです。