１２月に入ったら、加入してるサブスク（YouTube Music）の方で、「今年あなたはこんなのをよく聴いてたよ」と、勝手に曲をプレイリストにまとめてくれた。でもこれがなんやら微妙にしっくりこない。確かに聴いてはいるけれど、今年というか数年リピートしてるのもひっくるめて、テキトーにチャンポンした感じで私の実感と違う。ダメだなAI。
てことで自力でやります。需要があるかはわからないが、「今年発見した７曲」ってことで、聴いて踊りながら屁をこいたりした曲をまとめていきたい。
1. Nas feat.50 Cent - Office Hours
ナズは今年２枚もアルバムを出している。「ナズって誰すか？」っていう人には、ヒップホップ界のレジェンドといっておく。ヒップホップ界の福山雅治みたいなもんだよ（適当）。そのナズの『Magic ２』ってアルバムのこの曲を私はよく聴いていた。曲の冒頭の相槌にシンパシーを感じる。
2. Janelle Monáe - Water Slide
ジャネール・モネイの最新アルバムからの一曲。夏によく聞いていた覚えがある。曲のスワーブ感が心地よい。水の感触がある。それと、PVが非常に健康的。健康のあまりポロリしてるけど、目の保養にはならない。なんか、結局、今年もプールに行かなかった。
3. The Chemical Brothers - The Darkness That You Fear
安定のケミブラ。4年ぶりにアルバムが出たのでかなり聴いた。そのなかのお気に入りがこれ。テクノ系の重鎮バンドは、それぞれの「出汁」は昔から同じなんだけど、その出汁を使いどう料理するか。そういう発展性でやっていると思う。ケミブラも30年以上出汁は変わらないが、飽きられてもいないのは出汁の使い方がうまいからだ。
4. The Japanese House - Touching Yourself
ザ・ジャパニーズ・ハウスというバンド。瑞々しい曲調に、これまた瑞々しいヴォーカルが丁度いい塩梅。こういうポップソングに私は弱い。
5. 吉田美奈子 - ケッペキにいさん
昔の曲を発掘して聴く趣味もある。今年を通して吉田美奈子にハマっていて、特に70年代のアルバムに時代を超越するヤバい曲があることを「発見」した。特にこれなんかヤバいと思う。
6. Perfume - すみっこディスコ
劇場版すみっこぐらしのテーマソング。劇場版すみっこぐらしはまだ観てませんが、何故か曲は馬鹿みたいにリピートしていた。
7. Lana Del Rey - A&W
私が選ぶ今年のベストアルバムは、ラナ･デル･レイの『Did You Know That There's a Tunnel Under Ocean Blvd』であり、その中で一曲選ぶとすれば、これ。ラナ・デル・レイの魅力がこの曲に凝縮されている。冒頭の穏やかさと後半の不穏なグラデーションが素晴らしく、重層的なイメージが喚起される。こんなハードコアな曲作りをして売れているのだからすごい。
