コンチネンタル彼岸

意識の別荘

不思議体験をした。

 

こないだ、よく分からない体験をしたので書く。

 

 

滝を見に行った。そこで30分ぐらい遊んでいたら、会話が聞こえてきた。はっきり聞こえたわけではなく、2人ぐらいで何か話しながらこっちにくるような印象があった。滝までの道がそこそこ険しく、すれ違うのも危ないところがあるので、来る人を確認してから帰ろうと思った。ところが待っても誰も現れず、話し声がずっと続いている。仕方ないので戻ることにした。

 

 

会話らしき内容は曖昧で聞き取れないが、哄笑というのか、「キャハハハ」という感じの声が混じるのは分かる。あとは「なんか〜」というのも聞き取れる。性別はよく分からないが若い感じがした。なんとなくギャルっぽいような。滝から離れると水音も遠くなっていくが、相変わらずその会話らしきものは曖昧でよく聞き取れないし、途中で誰とも出会う気配がない。

 


しばらく歩いたところ、会話の内容は曖昧なままで、さっきより大きくなってきた。そして、ある地点でその声が聞こえてくる位置というか方角が入れ替わった。自分が戻っていく方向から聞こえてくる感じだったのが、むしろ今までいた滝の方角、つまり自分の背後から聞こえてくる感じになった。というか元々そうだったのかもしれず、そう考えたら不安が強くなってきた。


声は曖昧だが、なんとなく文字表現すると、「おまああああら、あたまらこんだいな」「きゃははは。あきはかともで〜、かになは」みたいな感じで、二人組で会話が成立している感じがあった。足元が悪いので慎重に歩きながら、背後を警戒しつつ歩いた。山道を抜けたところに不動尊の社殿と駐車スペースがあり、そこへ近づいていくにつれ徐々に声が小さくなっていったが、その開けた場所に降りていくときに、「ばいばーい」と意味がちゃんと分かる言葉が背後から聞こえてヒヤリとした。そのあとは声が聞こえたりすることはなく、無事に帰宅した。普段はそういう幻聴の類を聞かないので、なんだったのか、不思議だ。