コンチネンタル彼岸

意識の別荘

月見バーガーと縁が無い。

 

今の時期、「月見バーガー」を食べたか、それともまだか、みたいな話題が職場で出るものだけど、そういうとき、私は今年も結局買わないだろうなと密かに確信しつつ話を聞く。

www.mcdonalds.co.jp

まず、マックに行かない。マクドナルドに行く文化が私の中で死んだ。25歳くらいからほぼほぼ行っていないので、10年マックと縁がない。こんなこと書いたらマックが好きな人にマックポテトで背後から刺されそうだけど、個人的にマックはある時期から自然と卒業するものだと考えていた。


じゃ、大の大人がマックに入って食事するのは駄目なのかと聞かれたら、やむを得ずマックしかないなら仕方ないと思う。これはもちろん私の中での「やむを得ず」なので、他の人は採用しなくていい。マックは、今の私には「やむを得ず」入る店で、そういう状況に出会わないのでマックに入る機会がない。やむを得ず、なんかよくわからないうどん屋とかに入る頻度の方が多い。というか、マクドナルドがある場所って基本的に、マクドナルド以外の食の選択肢にも恵まれていると感じる。


ということで、月見バーガーと縁がないのはそもそもマックに縁がないのが一番の理由だけど、加えて別な理由として、「なんとなく自分でも作れそうに見える」から、わざわざ買う気分が起こらないのではないか。致命傷を負わせるようなことをいうと、仕上げに目玉焼きを加えるようなグルメ全般、なんとなく作れそうな気配があり、わざわざ食べに行く気が起こらない。でも、この感覚は以前メインブログで書いたことと少し矛盾する。

star-watch0705.hatenablog.com

自分でも作れそうな、または自分の奥さんや彼女、お母さんが作ってくれそうなものを、皆あえて食べたいのです。もちろんそこは彼氏かもしれないし、お父さんかもしれない。だからこそ、昼休みになるとサラリーマンたちは、女将さんがひとりで切り盛りしてるような店に好んで赴き、メンチカツ定食なんて頼むわけです。そして、美味しい美味しいと言いつつ、心の中では(よくみりゃ、家で作れそうなもんばかりだ……)なんて思っている。


おそらく私にとって「月見バーガー」は、上の記事で指している、「自分でも作れそうだけど、あえて誰かに作ってもらったものだからこそ良い」みたいな、家庭的なグルメ感からも外れるのだろう。現状、夜空の月も、月見バーガーも、ただただ遠くから仰ぐものでしかない。

 
 
これは月見バーガーと関係ない、私が作ったいい感じの目玉焼きです。