コンチネンタル彼岸

意識の別荘

cluster感想② 「ロールプレイ格差」


・cluster(以下クラスター)をやっている。クラスターがどんなもんかは以下を参考に。

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・ワールドクラフトでお祭り会場やキャンプ場、BAR等を建設し、そこにフレンドを呼んでわちゃわちゃしたり、そこからさらに誰かに呼ばれてどこかへ行く、みたいなことをしている。逆に私からまったく知らない人のワールドに行くのはやや億劫だ。自作のワールドへ人を呼んだり、知らない人を待ち受けた方が感覚的にしっくりくる。私はそういうタイプなんだなぁって今更思う。


・そのワールドの話なのだけど、例えば、「友達を呼ぶのにいい感じの場所を作りたいな」と考えて、カフェとかバーのような飲食店を建築したとする。で、そこのカウンターに立っていると、未知の人が来たりもする。未知の人は、「ここはバーで、あのカウンターに立ってる人は店主だろう」と思うので、とりあえずカウンターに立っている店主らしきアバターに声をかけるだろう。


・こんなよくある状況であっても、すれ違いが主じてうまくいかないこともある。これは、各々の「ロールプレイ」の意識への格差があるからだ。上のような状況で、ロールプレイの意識が高い人なら店主の役をまっとうするだろう。「いらっしゃいませ。お好きな席へどうぞ」と誘い、飲み物をだし、客と雑談をする。客が店を出る時には見送るほど徹底した人もいる。


・一方でそうじゃないのもいて、自分の店に未知の人が来ると、「え、え、誰?」となる人もいる。ロールプレイ性が低い人は、自分で作った仮想空間と本人の精神性が一致していない場合があり、当然、「もてなされる」ことを期待した客は、そこで面食らうことになる。そのワールドが見てくれは立派なバーであっても、その空間が店らしく成り立っているかどうかまでは、入ってみるまで予期できない。期待外れだったらすぐ出ればいいのでお互いにさほど影響はないが。


・それから、わたしの友人が店主として実直なロールプレイを意識してみたものの、どうやら消耗してしまったようだ。期待値を高くして店構えを大きくしたことで、客がいっぱい来て対応に追われてキャパオーバーしたらしい。今はつるんでいる友人に店番を頼んだりしている。ワールド作成の際は自分がどのくらいの人数なら対応できるか、そのあたりをイメージして規模感を調節するのは大事だと思える。仮想空間であれ経営感覚が問われる。


・あと、例えメタバースであっても、現実と同じく店の開店時間と閉店時間の感覚などはあるべきだと思う。たとえば平日の夜8時から10時までとか。その時間は自分の作ったワールドに常駐し、店主としてロールプレイをするなんて素敵だと思う。なるべく定時的に、ささやかな二重生活の雰囲気を味わう程度に楽しめるなら、消耗少なく楽しめるのではないか。とりあえず睡眠は大事ですよ。またなんか気づいたら書きます。